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【2022年最新】ハイセンスからリフレッシュレート240Hz対応の液晶テレビ「65E55H」が発売!?TCLからもミニLED搭載の144Hz対応モデル発表!!今話題の!ゲーミングテレビとは何なのか?

皆さんこんにちはガジェットジェットのゆっけいです!

今回はテレビはテレビでもちょっと変わったテーマのお話をしていこうと思っています。

そのテーマというのが「ゲーミング機能」なんですけど、あのハイセンスから、なんとリフレッシュレート240Hzに対応したゲーミングTVが中国国内で発売され始めているんです。

これかなり驚きですよね…。

また、TCLがCES2022で発表した2022年モデルの最新テレビに関してもリフレッシュレート144Hzに対応したモデルがラインナップされているんです。

4K/120fpsにやっと各メーカー対応し始めてきたと思いきや、この驚きのニュースの連続ですから当ブログでも取り上げさせてもらいました!

という訳で今回は今後テレビカテゴリーの1つになるかもしれないゲーミングテレビとは何なのか詳しく説明したうえで、ゲーミング機能に特化したハイセンスの最新ゲーミングテレビ「65E55H」CES2022でTCLが発表したミニLED搭載のリフレッシュレート144Hzに対応したモデル「C935」の紹介をしていこうと思います。

今回はかなりマニアックな内容だとは思いますが、僕のチャンネルを登録してくれている皆さんであれば興味深い話なのではないでしょうか?

今回はこのような流れで説明していきます。

また、今回の記事の内容は公式YouTubeでも分かりやすくまとめていますので、動画で見たい方は是非ご覧ください!

今回の記事の流れ
今回の記事の流れ

①ハイセンス「65E55H」の紹介

まずは、冒頭にも少し触れたハイセンスの最新ゲーミングテレビ「65E55H」の簡単な機能紹介をしていきましょう。

「65E55H」は65型のハイセンス御用達(ごようたし)の「ULED」つまり通常の液晶パネルを使用しています。こちらのパネル方式は公開していないものの、178°という高視野角を備えているそうです。

HDMI自体は全部で3つ搭載されており、そのうちの1つが48Gbpsのフルスペックに対応したHDMI2.1となっています。

そして今回の注目ポイントであるリフレッシュレートは240Hzに対応しており、可変リフレッシュレートVRRやALLM、「AMD FreeCync(フリーシンク) Premium」などのゲーミング機能にも対応しています。

ハイセンス「65E55H」のスペック①
ハイセンス「65E55H」のスペック①

他にも業務用モニターやゲーミングモニターなんかでよく聞くような色差(しきさ)を数値化したデルタE偏差、も業務用モニターと同程度の1.5を提供しています。

また、内部メモリRAMは4GB、32GBのストレージをもっています。

ただ、ここまでゲーミング機能に対応しているようですが、ディスプレイポートの搭載はないようです。

これらのゲーミング機能においては超ハイスペックな4K液晶テレビですが、お値段は5499元と日本円に換算すると約10万円となるので、これはめちゃくちゃ安いですよね。

ハイセンス「65E55H」のスペック②
ハイセンス「65E55H」のスペック②

なんでこんな安く作れるの?って思う方がほとんどですよね?その答えが「ゲーミングテレビ」という呼び名にあるんです。

②ゲーミングテレビとは?

続いては、その「ゲーミングテレビ」が一体何なのか、なんで通常のテレビよりも安く作れるかについて話していこうと思います。

そもそも皆さんが思い描くテレビってなんでしょうか?僕を始めとした多数の人が、テレビ番組や映画などの映像コンテンツを視聴するための家電とイメージすると思うんですが、どうですか?

みんなが想像するテレビとは?
みんなが想像するテレビとは?

そういった映像コンテンツを視聴するという目的のもと作られているテレビですから、当然、映像をより綺麗に映し出せなきゃ意味がないですよね。

そうやって各メーカー画質や音質を追求しつづけてきていたわけです。ただ、昨年度からその風潮が崩されてきたんですよね、それがPlayStation5をはじめとする次世代ゲーム機の存在です。PlayStation5では4Kの解像度と120Hzのリフレッシュレートを出力できる性能を持っています。PlayStation5といえばテレビに接続して使用するのが一般的ですから、次世代ゲーム機ユーザーにテレビを購入してもらうよう、テレビ側も4K/120Hzに対応することはもちろん、ゲーム操作時の入力遅延の短縮に努める必要がありました。

それによってPlayStation5の販売元であるSONYも昨年度モデルからフルモデルチェンジ、ハイエンドモデル帯の機種にHDMI2.1を搭載し国内メーカー1番乗りで4K/120Hzに対応しましたよね。

HDMI2.1搭載のSONYのハイエンドモデル帯
HDMI2.1搭載のSONYのハイエンドモデル帯

それを追いかけるように国内メーカーでもHDMI2.1を搭載し始めてきているのが現状です。

つまり、今までテレビに求められてきた映像コンテンツをきれいに、臨場感のある音で楽しみたいというニーズに、ゲームを大画面で遅延なくプレイしたいというニーズが加わってきているというわけですね。

ゲーミング機能のニーズ
ゲーミング機能のニーズ

そういった新たなニーズに合わせて、最先端の高画質・高音質化技術を盛り込んで、なおかつHDMI2.1やゲームモードなどのゲーミング機能も搭載させた、良いとこ取りというか全部入りさせたものが、各メーカーのハイエンドモデルといわれる4Kテレビでなんです。SONYでいうとX95J、PanasonicでいうとJX950などがそれに該当しますかね。

ただ、映像コンテンツを綺麗に鑑賞するために必要な「高画質化」とゲームを遅延なくプレイするための「高速化」というのは対極にあるんですよね。

高画質化と高速化は対極の存在
高画質化と高速化は対極の存在

そこで生まれたのが、先ほどもちょろっとでましたが「ゲームモード」という機能です。

ゲームモードをひと言で簡単に説明すると、画質を落とす代わりに表示遅延を短縮するというものなんですが、これかなり勿体なくないですか?

ゲームモードとは?
ゲームモードとは?

せっかくコストをかけて開発、実装した高画質・高音質化機能を無効化させてしまうなんて個人的には信じられないですけど、これがゲームモードなんです。

「じゃー、テレビでゲームしかしない俺には高画質化とか無駄じゃね?」って思った方、その通りですよね。

そこで昨年度あたりから中国市場を中心とした海外でジワジワと注目されてきているのが、ゲーミング機能に特化したゲーミングテレビなんです。

日本国内ではメジャーな高画質・高音質機能を盛り込んだゲーミング機能搭載のいわゆる全部入りハイエンドモデルからHDMI2.1やFreeCyncなんかのゲーミング機能だけを残し、高画質・高音質化機能を排除したテレビがゲーミングテレビなんです。そのため、画質・音質を向上させる高価な映像エンジンを必要としないのでコストを抑えることができ、その分、ゲーミング機能をより拡張することも可能というわけですね。

ゲーミングテレビが安い理由
ゲーミングテレビが安い理由

ただ、ここで注意してほしいのは、高画質・高音質化技術を完全に排除したわけではなく、画質・音質に関わる最新機能を排除しただけで、何世代か前の機能は有しています。

③現在のゲーミングテレビの立ち位置

この「ゲーミングテレビ」現在の立ち位置はどんな状況なんでしょうか?

昨年度から発売され始めているゲーミングテレビですが、今回発売されたハイセンスの「65E55H」のほかにTCLの「C9」、サムスンの「QX2」などがあります。eスポーツ人気が追い風となって、両モデルとも中国市場での売れ行きは好調のようです。だからハイセンスも参入してきたんでしょうけどね(笑)

現在販売中のゲーミングテレビの一例
現在販売中のゲーミングテレビの一例

ただ、日本に目を向けてみるとどうですかね?国内メーカーではここ数年は、ゲーミング機能に極振りしたモデルを日本国内でラインナップするとは思えません。高画質・高音質化機能があって、その上にハイエンドモデルの印としてゲーミング機能を搭載するって感じの売り方が、ここ数年は続くんじゃないですかね?

やはり個人的にも高画質・高音質あってこそのテレビだと思いますから、高画質・高音質化機能もゲーミング機能もフルで備わっているテレビが好きですね。

きっと視聴者の皆さんもそうですよね…?

続いてはそんな人にも朗報なニュースです。

④TCL2022年モデルの紹介

CES2022でTCLが、あのミニLEDを搭載したうえで、リフレッシュレート144Hzに対応した4K液晶テレビを発表したんです。これほんと凄くないですか?

まだまだ未発表な情報もありますが、現時点で分かっているところを簡単に紹介していきます。

今回発表があったのは「C935」「C835」「C735」「C635」「P735」の全5モデルです。

そのうちリフレッシュレート144Hzに対応しているのは「C935」と「C835」の2モデルのみとなっています。

「C935」と「C835」はどちらもミニLEDを搭載していますが、今回は最上位モデルである「C935」の紹介を基本とします。

TCL2022年販売モデルの紹介
TCL2022年販売モデルの紹介

まずは、今回の注目ポイントであるゲーミング機能から見ていきましょう。リフレッシュレートは144Hzに対応、HDMIポート4ポートが全てHDMI2.1でVRRやALLM、eARCにフル対応、AMD FreeCyncにも対応しています。

ほんとゲーミング機能フル対応って感じですね。個人的にはHDMI2.1が4ポートついてるっていうのに驚きましたね。

TCL「C935」ゲーミング機能
TCL「C935」ゲーミング機能

続いては画質面です。

「C935」はミニLEDを搭載した4K液晶テレビでパネルはコントラストの高さに定評のあるVAパネルとなっています。また、ローカルディミングのエリアは1000以上設けられているため、ミニLEDの部分駆動により、コントラストの高さに期待ができますね。HDR信号にもHLGやHDR10はもちろん、HDR10+やドルビービジョンIQという最新のHDR信号にも対応しています。

続いては音響面ですが、音に関してもかなり拘ってそうなんですよね、これが。

スピーカーはなんと日本メーカーのオンキョーのスピーカーを採用しており、実用最大出力は60W、立体音響規格であるドルビーアトモスやDTSデジタルサラウンドにも対応、外付けサウンドバーなどを接続する際にも嬉しいeARCにも対応しています。

TCL「C935」画質と音質
TCL「C935」画質と音質

これぞ、まさに全部入りというハイエンドモデルですよね。まだサイズ展開や販売価格は非公開ですが、最新の情報がでましたら、また他のモデルと合わせて動画にしますね。

⑤まとめ

今回はハイセンスが新しくゲーミングテレビ「65E55H」を販売するという情報を得ましたので、今後テレビカテゴリーの1つになるかもしれないゲーミングテレビとは何なのか説明したうえで、ハイセンスの「65E55H」とTCLの「C935」の紹介をしてきました。

みなさんに分かりやすいような説明と紹介できていましたかね?

僕個人としては、やはりテレビはテレビ、高画質・高音質化機能を磨きあげてゲーミング機能は2の次でもいいんじゃないかな?といった見方ですが、皆さんはどう考えますか?

確かに需要はあるんでしょうけど、ゲームをするならテレビじゃなくてゲーミングモニターで良くないか?と思ったりするんですよね。

ただ、今回中国市場で販売され始めたハイセンスの「65E55H」なんかが日本市場に流れ込んできたら国内メーカーも大きな路線変更を余儀なくされるでしょうね…。ゲーミングモニター市場では日本メーカーとことんやられてますから、この先不安です…。

それではまた次の記事でお会いしましょう。

ガジェットジェットのゆっけいでした!

ゆっけい

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