今回は個人的にも気になっていたONEODIOのノイズキャンセリング機能搭載のヘッドホン3種類を徹底比較していきたいと思います。
本記事はONEODIO様からご提供いただいたサンプルを使用して比較レビューを行っています。
ONEODIOとは?
ONEODIO(ワン・オーディオ)は2015年に設立された比較的最近のブランドですが、オーディオ機器の製造・開発においては10年以上の経験を有している実績のある企業のようで、特にヘッドホンはその安さと品質の高さからAmazonでもベストセラーに選ばれたり、人気No.1商品として度々取り上げられたりと、かなり注目を集めています。
その結果からなのか、香港の中心街に本社を構えており、業績も好調なことが分かりますね。
販売している製品一覧
ONEODIOで販売している製品にはご覧のようなものがあります。
DJモニターヘッドホン
DJモニターヘッドホンとは、DJやミュージシャン、録音エンジニアなどのプロが仕事道具として使う検聴用のヘッドホンのことをいいます。そのため、全体の音をフラットに聴くための鑑賞用ではなく、監視用(モニター用)として音の乱れを明らかにしたり、細かい音まで詳細に聴くことができるという特徴があります。
音楽関係の仕事をしている人や動画編集をする人に向いているヘッドホンということですね。
ONEODIOのDJモニターヘッドホンはハイレゾ音源にも対応していたり、低音重視モデルからバランスの取れた高音質モデルまで、幅広い品揃えとなっています。
TWSイヤホン
TWSイヤホンとは「True Wireless Stereo」の略称で完全ワイヤレスイヤホンとも呼ばれています。
簡単にいうと両耳が分離しているBluetoothイヤホンのことです。
ヘッドホンと比べて遮音性が格段に上がるため、より臨場感のある音を楽しめるほか、ランニング等でも邪魔にならないため、屋外で使用するにはかなり便利です。
ONEODIOでは1種類しか販売されていませんが、公式サイトでの評価もかなり高いので、こちらも機会があればレビューしていきたいと思います!
Bluetoothヘッドホン
DJモニターヘッドホンは、主に音楽制作や動画編集などの室内で使用するため、ケーブルを繋げる仕様となっています。ですが、Bluetoothヘッドホンは通勤通学時の電車やバスなんかでもケーブルに接続する必要がなく、スムーズに着脱が可能となっているので、室内はもちろん、屋外での音楽鑑賞をする際にも活躍するヘッドホンとなっています。
ANCヘッドホン
ANCヘッドホンはBluetoothヘッドホンにノイズキャンセリング機能が搭載されたヘッドホンになります。
ノイズキャンセリング機能とは、外部の雑音のみを除去してくれる機能のことで電車などに乗っている際にも周りの話し声や車輪の音を除去してくれるため、純粋な音楽のみを聴くことができます。また、音楽を停止しても静寂に包まれることから、読書など集中したいシチュエーションでも活用することが可能です。
今回は、こちらのANCヘッドホン3種類を実際に使用してみましたので、どれが最も優れているのか徹底比較していきたいと思います!
比較レビュー
今回比較していくのがONEODIO社が販売しているANCヘッドホンのA30、SuperEQ S2、SuperEQ S1です!
同じジャンルのヘッドホンを比較していくのは初めてなのでワクワクしますね!
外観
まずはそれぞれの外観を観ていきましょう。
どのヘッドホンもかなり作り込みがされていて高級感のある印象でした。
A30は黒で統一されていることもあり、最も高級感のある印象を受けました。ただ、選択できるカラーも黒色の1色となってしまうので、デザインにこだわりたいという人には不向きかもしれません。
S2はコンパクトでかわいらしいカラー展開がされており、女性でも装着しやすいファッショナブルなデザインという印象です。青色のほかにも緑や黒も取り揃えているため、自分のお気に入りカラーが見つかりそうですね。
S1は黒と赤の誰が見てもかっこいいと思わせるような王道カラーで、個人的にこの中では1番好きです。
同梱品
ヘッドホンのほかに、ご覧のようなものが同梱されていました。
同梱品の一覧
- 持ち運び用の袋
- 充電コード
- AUXケーブル
- 飛行機用変換アダプタ
- 取扱説明書
3種類とも似たような同梱品が入っていました。
違うものとしては持ち運び用の袋くらいでしょうか。どの袋も革を模したような肌触りのよい袋で、ヘッドホンを入れる以外にも使えそうですね!
音質
まずはヘッドホンとして最も重要な音質についての比較を行っていきます。
それぞれのヘッドホンにおける周波数帯域はご覧のようになっています。
周波数帯域比較 | A30 | SuperEQ S2 | SuperEQ S1 | |
---|---|---|---|---|
Bluetooth使用時 | 20Hz~20kHz | 20Hz~20kHz | 20Hz~20kHz | |
AUXケーブル使用時 | 20Hz~20kHz | 16Hz~40kHz | 16Hz~40kHz |
A30を除く2つのヘッドホンはハイレゾ対応のヘッドホンとなっており、AUXケーブルを使用する場合のみハイレゾ対応とのことです。今回はAUXケーブルを使用した際の音質比較を行いました。
その結果がこちらです。
音質比較 | A30 | SuperEQ S2 | SuperEQ S1 | |
---|---|---|---|---|
低音 | △ | ○ | ◎ | |
高音 | ○ | ◎ | ○ | |
音場の広さ | △ | ◎ | ◎ | |
音の立体感 | ◎ | △ | △ |
同じメーカーの同じような価格帯のヘッドホンでここまで違いが出るのかと驚きました!
A30
A30 はヘッドホンの装着感が最もよく、密閉感が強いため、音楽への没入感が高い印象がありました。
また、空間オーディオを視聴した際には最も臨場感が高く、声や楽器の遠近感が感じられるヘッドホンです。
低音や高音に関しては他の2機種に劣りますが、どちらにも偏らず、バランスのとれた音を聴かせてくれるとも言い換えられますね!
SuperEQ S2
SuperEQ S2 に関しては、高音域が最も優れており、かなり迫力のある音を聴かせてくれます。
同じ音の大きさで視聴していたのにも関わらず、 SuperEQ S2 が最も音が大きく聴こえ、音量域がかなりあるヘッドホンなのだと感じました。
個人的には、一番好きな音質です。
SuperEQ S1
SuperEQ S1 に関しては、低音域が最も優れているため、EDMやヘビメタなんかを聴く際にはもってこいのヘッドホンだと思います。
また、AUXケーブルを接続して音楽を聴く際には音場の広さがより引き立ち、かなり臨場感のある音を聴かせてくれます。
高音もそこまで悪くないため、比較的バランスの取れたヘッドホンだと思います。
ノイズキャンセリング性能
続いて、ノイズキャンセリング性能についての比較を行っていきます。
今回比較する3機種すべてにノイズキャンセリング機能が搭載されており、それぞれの騒音低減性能(カタログ情報)と個人的な比較結果がこちらです。
ANC比較 | A30 | SuperEQ S2 | SuperEQ S1 | |
---|---|---|---|---|
騒音低減性能 | 23~29dB | 20~25dB | 28~33dB | |
ノイズキャンセリング性能 | ○ | ○ | ◎ |
カタログ情報通り、ノイズキャンセリング機能では、SuperEQ S1 が最も優れているという結果となりました。他の2機種では、エアコンや除湿機の音をかき消すほどの性能は持ち合わせていましたが、外部の特に高音部分は完全にかき消されていない気がしました。
また、A30 に関してはノイズキャンセリング機能ON・OFFがスイッチ形式になっているので、操作性がかなり良いです。逆に SuperEQ S2 に関しては、ノイズキャンセリングON・OFFのアナウンスが無いため、中にはノイズキャンセリング機能が入ったことに気が付かない人もいるかもしれません…。
とはいっても、この価格帯でノイズキャンセリング機能まで搭載されてこの性能なら、完全に価格破壊といっても過言ではないですし、兄が持っている「SONY WH-CH710N」(1万円台)よりもノイズキャンセリング機能は優れているんじゃないかと思うほどでした。
装着感
続いて比較していく項目は装着感です。
装着感を左右するイヤーパッドサイズはご覧のようになっています。
装着感比較 | A30 |
SuperEQ S2 |
SuperEQ S1 |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
内側/外側 | 内側 | 外側 | 内側 | 外側 | 内側 | 外側 | |
縦 | 55mm | 96mm | 33mm | 78mm | 50mm | 95mm | |
横 | 45mm | 86mm | 33mm | 78mm | 40mm | 80mm |
長時間の装着の疲労度に関わってくる、重量はご覧のようになっています。
装着感比較 | A30 | SuperEQ S2 | SuperEQ S1 | |
---|---|---|---|---|
重量 | 278g | 210g | 300g |
こればっかりは装着する人の好みが分かれるとは思いますが、個人的には耳の形にすっぽりと収まる SuperEQ S1 が一番好きですかね。 A30 もすっぽりと収まりますが、耳の形よりも大きいので、頭を動かすと少しずれる感じがあるんですよね。
A30 、 SuperEQ S2 に関しては、イヤーパッド部分の可動領域も広いですし、変わった頭の形をした人にもフィットするでしょう。逆に SuperEQ S1 は可動領域が狭いため、うまくフィットしないという人もいるかもしれません。
また、長時間着用する方であれば、重量の軽い SuperEQ S2 を選ぶのも良いかもしれませんね。
外音取込機能
外音取込機能とは、ヘッドホンをしながらも、外の音(電車のアナウンスや人との会話)を聴きたい時に使用すると便利な機能です。
この外音取込機能が搭載されているのは、今回比較する3機種のうち、 SuperEQ S1 にしか搭載されていません。
比較項目 | A30 | SuperEQ S2 | SuperEQ S1 | |
---|---|---|---|---|
外音取込機能 | × | × | ○ |
自然な音かと言われると、高音部分は少し不自然な感じに聞こえるときもありますが、音楽を聴きながら会話も十分できるため、日常的には十分使える程度です。
外音取込機能が必要であるという方には断然 SuperEQ S1 がおすすめですね!
といいますか、この価格で外音取込機能までついているのは信じられませんよね…。
マルチポイント機能
マルチポイント機能とはパソコンやスマホなど複数の送信機器に同時接続できる機能のことをいいます。
例えば、会社用スマホと個人スマホの2台に同時接続をしておき、普段は個人用スマホで音楽を聴いているとします。マルチポイントがなければ、会社用スマホに着信があったとしても、気づきにくいですが、マルチポイントで同時接続をしておけば、会社用スマホを経由して、音楽を聴いているヘッドホンに着信が入るため、そのまま会社用スマホで通話ができてしまいます。
通常、このマルチポイント機能はハイエンドモデル帯(高級機種)に搭載されている機能ですが、 A30 と SuperEQ S1 に関しては、そのマルチポイント機能に対応しています。
比較項目 | A30 | SuperEQ S2 | SuperEQ S1 | |
---|---|---|---|---|
マルチポイント機能 | ○ | × | ○ |
この機能はかなり便利で個人的にも重宝しています。営業など会社用スマホをお持ちの方には A30 か SuperEQ S1 をおすすめします。
充電時間・連続再生時間
それぞれの充電時間と連続再生時間はご覧のようになっています。
比較項目 | A30 | SuperEQ S2 | SuperEQ S1 | ||
---|---|---|---|---|---|
充電時間 | 2.5時間 | 2.5時間 | 2時間 | ||
連続再生時間 | ANC+Bluetooth | 15時間 | 18時間 | 40時間 | |
Bluetooth | 25時間 | 25時間 | 45時間 | ||
ANC | 45時間 | 45時間 | 50時間 |
充電時間・連続再生時間ともに SuperEQ S1 の圧勝といっても良いでしょう。実際に届いてから、かなり使用していますけど、1度も充電していませんからいつ充電切れるのか待ち遠しいほどです。
あの「AirPods MAX」でも連続20時間再生ですから、その倍ってやばすぎますね(笑)
通勤通学時間が長い人や、よく旅行をする人には断然 SuperEQ S1 をおすすめします!
まとめ
今回はAmazonでも高い評価を得ているONEODIOのANCヘッドホン3種類を徹底比較していきました!
最後に今回比較したそれぞれのヘッドホンの良い点・悪い点を紹介したうえで、ゆっけいが最もおすすめするヘッドホンはどれなのか大公開していきたいと思います!
A30:良い点・悪い点
A30の良い点と悪い点はご覧のようになっています。
SuperEQ S2:良い点・悪い点
SuperEQ S2 の良い点と悪い点はご覧のようになっています。
SuperEQ S1:良い点・悪い点
SuperEQ S1 の良い点と悪い点はご覧のようになっています。
ゆっけいのおすすめ
最後に僕がおすすめするモデルをご紹介します。
僕がおすすめするONEODIOのヘッドホンはズバリ SuperEQ S1 です!
理由はご覧の通りです。
おすすめな理由
- ノイズキャンセリング機能が優秀
- 外音取込機能が搭載されている
- マルチポイントに対応している
- ハイレゾ音源に対応している(有線のみ)
- 音質もバランスが取れていてかなり良い
- 連続再生時間が圧倒的に長い
以上のような理由から SuperEQ S1 を選ぶことをおすすめします!
ノイズキャンセリング機能・外音取込機能・ハイレゾ対応・マルチポイント対応でこの価格は恐ろしいですね…。
今なら SuperEQ S1 が公式サイトでは4,399円、Amazonではクーポンコード:【OP79TVC4 】(※有効期限9月30日まで)を入力することで最大15%OFFの4,334円購入することができます!
公式サイト:https://oneodio.jp/products/s1-hybrid-anc-headphones-black
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B094ZK4YW1
また、 SuperEQ S2 が公式サイトでは4,099円、 Amazonではクーポンコード:【LWJLYLGD】(※有効期限9月30日まで)を入力することで最大10%OFFの3,059円購入することができます!
公式サイト:https://oneodio.jp/products/supereq-s2
Amazon:https://amzn.to/3qnQfxe
ぜひこの機会にヘッドホン入門機として購入するのはいかがでしょうか?
では、また次の記事で!