今回はSoftBankが7月から独占販売をすると発表した「LEITZ PHONE 1(ライツ・フォン・ワン)」の機能や特長、いつ発売なのかを徹底解説していきたいと思います。
購入を検討している方や、少しでも興味を持っている人にとっては必見の内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください!
ではまず「LEITZ PHONE 1(ライツ・フォン・ワン)」を開発した「ライカ」とはいったいどのような会社なのでしょうか?
ライカとは?
「LEITZ PHONE 1(ライツ・フォン・ワン)」を開発した「ライカ」とは言わずと知れたドイツのカメラメーカーです。
ライカの前身は顕微鏡や双眼鏡などの光学機器を開発・製造していたエルンスト・ライツ社で、もともとはカメラメーカーではありませんでした。そこに技術者であるオスカー・バルナックが入社したことでカメラメーカーとしての道が開かれることになります。
1914年にオスカー・バルナックが今では一般的になっているコンパクトカメラの原型となったモデル「ウル・ライカ」を開発し、その後も高級レンジファインダーカメラである「Mシリーズ」や一眼レフカメラである「Rシリーズ」などの人気商品を次々と開発・製造することでその高い技術力とブランド力で他メーカーを圧倒してきました。
現在でも「ライカ」というブランド力は健在でプロカメラマンをはじめアマチュアにもコレクターや愛好者が多くいます。
今回発売のスマホにエルトン・ライツ社のライツが使われている所にもしびれるよね~
「LEITZ PHONE 1」の概要・価格
「LEITZ PHONE 1」の本体価格は187,920円とハイエンドモデルの価格帯となっています。7月以降の発売に向け、6月18日より予約受付がスタートしています。
「LEITZ PHONE 1」は、先ほどから説明している通り、「ライカ」が企画・慣習・開発を担当しています。これまで「ライカ」はスマホのカメラ部分で開発に協力してきたことはありますが、スマホ自体の全面的な開発は初めてのことになります。
「ライカ」はあくまでもカメラメーカーであり、スマホメーカーではないため「AQUOS」でおなじみのSHARPが全面バックアップで製造を行うことになっています。
ディスプレイには約6.6インチの1Hz-240Hzで駆動する「Pro IGZO OLED」を採用しており、高い省エネ性と滑らかでクリアな表示を両立させています。また、CPUはQualcomm社の「Snapdragon 888 5G」(オクタコア)を採用、RAMは12GB、ストレージ容量は256GB、バッテリー容量は5000mAhとかなりハイスペックでなにかと「AQUOS R6」と比較されそうな予感がします。
「LEITZ PHONE 1」の機能・スペック
「LEITZ PHONE 1」の機能性能およびスペックをまとめたものがこちらです。
項目 | LEITZ PHONE 1 |
---|---|
価格 | 187,920円 |
カラー | ライカシルバー |
重量 | 約212g |
サイズ | 約74×162×9.5mm |
ディスプレイ | Pro IGZO OLED(約6.6インチ) |
CPU | Qualcomm社 Snapdragon 888 5G |
RAM | 12GB |
ストレージ容量 | 256GB |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
カメラ | 約2,020万画素+ToF (インカメ:約1,269万画素) |
動画撮影サイズ | 4K(3840×2160ドット) |
OS | Android 11 |
外部メモリ | microSD(最大1TB) |
生体認証 | 顔・指紋 |
防水性能 | IPX5/IPX8 |
防塵性能 | IP6X |
Wi-Fi | 5GHz/2.4GHz |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
Bluetooth ver. | 5.2 |
対応コーデック | AAC、aptX、aptX Adaptive、aptX HD、 aptX Voice、CVSD、LDAC、mSBC、SBC |
外観
「LEITZ PHONE 1」のサイズは約74×162×9.5mm(横×高さ×厚さ)、重量は約212gで、ボディーカラーはライカシルバーの1色のみと、かなり攻めた商品展開になっています。
ただ、側面はアルミを用いたローレット加工(凹凸加工)が施されており、かなりかっこいいデザインとなっています。これは単なる装飾ではなく、撮影者がしっかりとホールドしてシャッターを切れるようにデザインをしているようです。
また、背面にはライカのカメラ(Mシリーズ)を彷彿とさせるようなかなり大きいレンズが搭載されており、カメラ好きユーザーの所有欲をくすぐってきます。
洗練された唯一無二のデザインが魅力的!
カメラ
やはりライカといえばカメラなので「LEITZ PHONE 1」もカメラにかなり力を入れているようです。
「LEITZ PHONE 1」にはスマートフォンのカメラとしては、最大である1インチのイメージセンサーを搭載しています。これまで、スマートフォンのカメラには1/2.3インチや1/1.56インチなど1インチに満たないかなり中途半端なセンサーが搭載されてきましたが、今回やっと1インチのセンサーがスマートフォンにも搭載されたと注目を集めています。
また、レンズにはF値1.9/焦点距離19mmの7枚構成ズミクロンレンズを搭載しており、暗所も明るく、早い動きにも強く、まるで一眼レフで撮影したかのように自然な色表現で見たままの世界を写し出してくれます。
そしてさらに、ライカの代名詞ともいえるモノクローム写真を撮影することができる「Leitz Looksモード」も搭載されており、カメラ好きの遊び心をくすぐるような機能も充実しています。
世界初の1インチイメージセンサー搭載スマホなのでカメラ性能にかなり期待できる!
ディスプレイ
「LEITZ PHONE 1」のディスプレイには、約6.6インチの「Pro IGZO OLED」が採用されています。
「Pro IGZO OLED」はSHARPが5月17日に発表した「AQUOS R6」にも搭載されている1Hz–240Hzで駆動する世界初のディスプレイです。
この「Pro IGZO OLED」の何が凄いのかというと、SHARPがこだわり続きている技術で、リーク電流の少なさが特長の「IGZO」と、くっきり滑らかに画面を駆動させることができる「OLED」を融合することで、ユーザーが何も考えずに操作する中で画面が止まると省エネに・画面を動かすと滑らかに、ディスプレイが自動で切り替えてくれるというわけです。
それにより、CPUにかかる負荷や消費電力を抑えつつ、滑らかで残像を抑えたクリアな表示を両立することが可能となります。
ポイント
I:インジウム、G:ガリウム、Z:亜鉛、O:酸素で構成された半導体材料でディスプレイ内部の素子に用いられています。
独自のディスプレイにより消費電力を抑えつつ、滑らかでクリアな表示を両立できる!
CPU
「LEITZ PHONE 1」のCPUにはQualcomm社が開発した「Snapdragon 888 5G」が搭載されています。
「Snapdragon 888 5G」はAndroid向けのハイエンドチップ「Snapdragon 865」の後継機となるSoCです。
前世代である「Snapdragon 865」と比較するとCPU性能は25%、グラフィック性能は最大35%、ゲームレタリング性能は30%も向上しています。さらに、ゲーム操作時のレスポンスを20%向上させる「Qualcomm Quick Touch」を搭載していることから、シューティングゲームや音ゲーでかなりのアドバンテージを得ることができるかなり高性能なSoCとなっています。
ポイント
System on Chipの略称でCPUを含めた制御に必要な部品・システム(Bluetoothやオーディオなど)が1つにまとめられているチップのこと
かなり高性能なハイエンドチップ搭載でスマホの性能にも期待ができる!
RAM・ストレージ容量
RAM(Random Access Memory)の容量が大きければ大きいほど処理速度が上がるのでスマホの操作がかなり快適になります。
「LEITZ PHONE 1」のRAMは12GBとスマートフォンにしてはかなり大容量となっています。通常のスマートフォンであれば4GB程度あれば十分と言われており、あの「iPhone12 Pro」でも6GB程度であることを考えると、そのスペックの高さが分かるかと思います。
また、ストレージ容量も256GBとかなり余裕があります。この程度の容量であれば「LEITZ PHONE 1」の特長機能であるカメラを多用して写真が多くなってしまっても、ある程度は対応できることでしょう。
仮に容量が足りなくなったとしても、外部メモリとしてmicroSD(最大1TB)を使用することが可能です。
RAM・ストレージ容量ともにハイエンドスマートフォンの名にふさわしいスペック!
バッテリー容量
「LEITZ PHONE 1」のバッテリー容量は5,000mAhとこれまた大容量でびっくりしました。
たびたび比較に出して申し訳ないですが、あの「iPhone12 pro」でも2,815mAhと言われていますので、その倍と考えるとかなりバッテリー持続時間が長そうな予感がします。
そのうえ、ディスプレイには省エネ性能に優れた「Pro IGZO OLED」が採用されてますから、ますます期待が高まりますよね。
バッテリー持続時間に期待ができる大容量バッテリー搭載!
防水防塵性能
「LEITZ PHONE 1」の防水性能はIPX5/IPX8となっています。
IPX8は、常温で水道水の、水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取りだしたときに電話機として機能を有するほどなので、よごれても水で洗い流せるほどの防水性能を誇ります。
また、防塵性能はIP6Xとなっています。
IP6Xは、直径75µm以下の塵埃(じんあい)が入った装置に電話機を8時間入れてかくはんさせた後、電話機の内部に塵埃が侵入しない機能を有するほどなので土埃のひどい所で使用しても大丈夫なほどの防塵性能を誇ります。
防水・防塵性能も充実している!
対応コーデック
「LEITZ PHONE 1」で対応しているBluetoothのコーデックはご覧の通りになっています。
ポイント
AAC、aptX、aptX Adaptive、aptX HD、aptX Voice、CVSD、LDAC、mSBC、SBC
正直に言ってかなり充実しています。AACやaptXはもちろんのこと、最新コーデックであるaptX AdaptiveやSONYが開発した超高音質再生が可能なLDACにも対応しているので、使用するイヤホンやスピーカーの選択肢がかなり広がりそうです!
Bluetoothコーデックとは何か深く知りたい方はこちらの記事を参照してください。
-
Bluetoothのコーデックとは?音質や遅延速度が変わるの?~SBC・AAC・Apt-X・LDACの違いを解説~
続きを見る
幅広いコーデックに対応しているので音楽も高音質で再生できる!
アクセサリー
「LEITZ PHONE 1」には専用スマホケースと専用レンズキャップの2つのアクセサリーが付属されます。
専用スマホケースはボディーカラーと同様の配色でしっかりと右上にライカのロゴマークが入っているのが特長です。専用のスマホケースが付いてくるようなスマートフォンはなかなか無いので、やはりライカブランドで売り出している感がありますよね。
また、レンズが本体から大きく飛び出ているため専用のレンズキャップが付属しているみたいです。専用のレンズキャップなんて聞いたことないですが、かなり面白い発想ですし、何より本物のカメラっぽくなるので、かなりかっこいい見た目になります。
付属アクセサリーからもライカブランドの高級感があふれ出ている!
まとめ
今回はSoftBankが7月から独占販売をすると発表した「LEITZ PHONE 1(ライツ・フォン・ワン)」の機能や特長、いつ発売なのかを徹底解説してきました。
ライカの技術力とブランド力を余すことなく詰め込んだかなり魅力的なスマートフォンなのではないでしょうか?カメラ好きの人であれば購入してみても良いのではないかと思います!
それでは最後に「LEITZ PHONE 1」の良い点と残念な点をそれぞれ紹介して終わりたいと思います。
良い点
- 世界初の1インチイメージセンサー搭載
- 外観の高級感
- ディスプレイに「Pro IGZO OLED」搭載
- 付属アクセサリーの充実
- 5,000mAhの大容量バッテリー
- 最新のハイエンドCPU搭載
- RAM・ROMが大容量
残念な点
- 値段が高い
- SoftBankの独占販売
- 「AQUOS R6」とスペックが被る
- ワイヤレス充電非対応
「LEITZ PHONE 1」はSoftBankの独占販売となっていますので購入するにはSoftBankと契約する必要があります。
ソフトバンクへの乗り換えも考えちゃうなぁ…。
どうしても欲しいという方は当サイトで特別提携させていただいているSoftBankのスマホ乗り換えで現金即日キャッシュバックが受けられるケータイ乗り換え.com を是非ご活用ください。
ではまた次の記事で!