皆さんこんにちは!ゆっけいです!
皆さんの中には「AppleWatch気になってるけど、どのシリーズを購入すればいいか分からない!」という方がいらっしゃるのではないでしょうか?
そのような方に向けて、今回は各種シリーズを比較したうえで、どんなところに注目して選ぶべきなのか、どのシリーズがどんな人に向いているのかを徹底解説していきたいと思います!
AppleWatchとは?
「AppleWatch」とはAppleから販売されているスマートウォッチのことをいいます。
腕時計として使用することはもちろん、iPhoneと連携することでLINEやメッセージなどの通知を受け取ることができます。その他にも、ApplePayによる非接触決済、心拍数の測定などの健康管理にも活用することが可能です。
2015年に初代のAppleWatchを発売してからこれまで、非接触決済に必要なNFC(Near Field Communication)の搭載や健康管理に必要なセンサ類の追加など、かなりの進化を遂げており、腕時計という概念を通り越した私たちの生活を豊かにしてくれるウェアラブルデバイスといえるでしょう。
ポイント
- 腕時計
- 時計の盤面をカスタマイズ
- 電話の発信と着信
- iPhone側の通知確認
- 音楽の操作(再生停止など)
- ApplePayによる非接触決済
- 健康管理(心拍数測定、歩数管理など)
- Siriとの連携
シリーズの比較
それでは早速、AppleWatchのシリーズ比較をしていきたいと思います。
今回はAppleで公式販売されている「Series 3」「SE」「Series 6」について、それぞれ比較をしていきます。シリーズ別の価格はご覧のようになっています。
シリーズ別の価格
- Series 3:21,780円~
- SE:32,780円~
- Series 6:47,080円~
シリーズ比較表をまとめましたのでご覧ください。
比較項目 |
Series 3 | SE | Series 6 | |
---|---|---|---|---|
価格(税込) | 21,780円~ | 32,780円~ | 47,080円~ | |
ディスプレイ |
種類 | OLED Retinaディスプレイ | LTPO OLED Retinaディスプレイ | LTPO OLED Retinaディスプレイ |
ガラス素材 | Ion-Xガラス | Ion-Xガラス | Ion-Xガラス / サファイアクリスタル | |
サイズ | 38mm / 42mm | 40mm / 44mm | 40mm / 44mm | |
常時表示 | × | × | 〇 | |
フレーム |
素材 | アルミニウム | アルミニウム | アルミニウム / ステンレス / チタニウム |
カラー | シルバー、スペースグレイ | シルバー、スペースグレイ、ゴールド | シルバー、スペースグレイ、ゴールド、ブルー、レッド、グラファイト、スペースブラック | |
搭載チップ | S3 SiP / W2 | S5 SiP / W3 | S6 SiP / W3 / U1 | |
容量 | 8GB | 32GB | 32GB | |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 | |
ヘルスケア |
心拍数 | 〇 | 〇 | 〇 |
血中酸素 | × | × | 〇 | |
心電図 | × | × | 〇 | |
緊急対応機能 | 緊急SOS | 〇 | 〇 | 〇 |
緊急SOS(海外) | × | 〇 | 〇 | |
転倒検知 | × | 〇 | 〇 | |
騒音モニタリング | × | 〇 | 〇 | |
その他機能 | コンパス | × | 〇 | 〇 |
加速度センサー | 最大16G | 最大32G | 最大32G | |
高度計 | 〇 | 〇※常時計測 | 〇※常時計測 | |
防水機能 | 深度50m | 深度50m | 深度50m |
結論
まずは結論から発表していきたいと思います。
2021年現在、新規にAppleWatchを購入するのであれば「SE」が断然おすすめです!
なぜ「SE」がおすすめなのか?それは高性能なチップを搭載していたり、常時計測可能な高度計や高性能加速度センサーがついているにも関わらず3万円台前半から購入できるといったコスパが最も高いシリーズだからです。
シリーズの特長を簡単に説明していきます。
ポイント
- かなりの低価格
- 必要最低限の機能のみ搭載
- ここ数年でサポートから外される可能性が高い
- カラーバリエーションが少ない
- 機能面が全体的に劣る
ポイント
- コスパが高い
- チップの性能が「Series 3」の2倍高速
- 必要十分なセンサ類の搭載
- ヘルスケア関連がやや劣る
- カラーバリエーションがやや少ない
ポイント
- ヘルスケア関連に強い
- カラーバリエーションが豊富
- フレームがアルミ以外の素材に変更可能
- ディスプレイがサファイアクリスタルへ変更可能
- かなり高価格(オプション込みだと更に高価)
このように「Series 3」はサポート終了のリスク「Series 6」には高価格といった、かなり大きいデメリットが存在するにも関わらず、「SE」にはこれと言って大きなデメリットがないというのもオススメできるポイントの1つとなっています。
だからといって「Series 3」や「Series 6」が絶対にダメというわけではありません!これら3シリーズの詳細な比較をしたうえで自分に合ったAppleWatchを一緒に探していきましょう!
シリーズの詳細比較
それでは早速、シリーズ別の詳細な比較をしていきたいと思います!
今回はこの3シリーズを比較したときに特に大きいと感じた違いについて紹介していくね!
ディスプレイ
シリーズによって異なる項目の1つ目はディスプレイです。
比較項目 |
Series 3 | SE | Series 6 | |
---|---|---|---|---|
ディスプレイ |
種類 | OLED Retinaディスプレイ | LTPO OLED Retinaディスプレイ | LTPO OLED Retinaディスプレイ |
ガラス素材 | Ion-Xガラス | Ion-Xガラス | Ion-Xガラス / サファイアクリスタル | |
サイズ | 38mm / 42mm | 40mm / 44mm | 40mm / 44mm | |
常時表示 | × | × | 〇 |
ディスプレイと一口にいっても「種類」から「ガラスの素材」「サイズ」「常時点灯の有無」まで細かい所にも違いがあります。
①ディスプレイの見え方
シリーズ別のディスプレイの見え方はご覧のようになっています。
「Series 6」と「SE」はマップが広々と表示されているにも関わらず「Series 3」ではベゼル部分がかなり太くマップを少ししか表示できていないことがよく分かります。
こうやって比較してしまうと「Series 3」はやはり3世代前のAppleWatchだということ思い知らされますね…。
「Series 3」はベゼル部分に画面の多くを占領されてしまっている!
②ディスプレイ種類
シリーズ別のディスプレイ種類は以下のようになっています。
ディスプレイの種類
- Series 3:OLED Retinaディスプレイ
- SE:LTPO OLED Retinaディスプレイ
- Series 6:LTPO OLED Retinaディスプレイ
Series 6やSEに採用されている「LTPO」はAppleが独自に開発した省電力ディスプレイを実現した最先端のテクノロジーです。
「Low Temperature Polycrystalline Oxide」(低温多結晶酸化物)の略称で低温ポリシリコンとリーク電流の少ない薄膜トランジスタ(TFT)を組み合わせることでディスプレイの書き換えにかかる消費電力を大幅に削減することができると話題です。
とはいってもこの3種類であれば電池持ちにさほど差はないので気にしなくても良さそうです。
ディスプレイの画質や電池持ちに違いはない!
③ガラス素材
シリーズ別のガラス素材は以下のようになっています。
ガラス素材
- Series 3:Ion-Xガラスのみ
- SE:Ion-Xガラスのみ
- Series 6
- アルミニウムモデル:Ion-Xガラス
- ステンレスモデル:サファイアクリスタル
- チタニウムモデル:サファイアクリスタル
「Series 3」と「SE」に関してはイオン強化(Ion-X)ガラスしか選択することができませんが、「Series 6」に関してはステンレスモデルとチタニウムモデルを選択すれば、サファイアクリスタルに変更することが可能となっています。
ポイント
最大のモース硬度を誇るダイヤモンドの次に硬い鉱石として有名です。そのため、傷に強く耐久性の高い素材として一般的には超高級時計に使用されています。
Apple Watchにめっちゃ深い傷が入ってた…。何で擦ったんだろう?
(腕汚くてすみません) pic.twitter.com/9p2bKN15ut— ゆう (@gucxfygcr) June 1, 2021
イオン強化(Ion-X)ガラスでも普通のガラスに比べると傷には強いですが、机の角や駅の手すりなどに擦ってしまい、傷がついてしまう人もいるようです。
このような傷を防ぎたいという人には「Series 6」をおすすめします。
傷に強いサファイアクリスタルに変更できるのは「Series 6」だけ!
④ディスプレイのサイズ
シリーズ別のディスプレイサイズはご覧のようになっています。
サイズに関しては人それぞれ好みがあると思うので「これがおすすめ!」というものはありませんが、僕は「Series 3」の42mmを愛用しています。
大きい方がディスプレイ操作はしやすいでしょうが、女性など細身の腕だと見栄えが良くないという欠点もあります。僕が着用している写真を参考にしてください。
サイズによってシリーズを選ぶ必要はない!
⑤ディスプレイ常時表示
通常、AppleWatchは省電力化のために文字盤を常時非表示にして時計を見るような動作をした際にのみ文字盤を表示させる仕様となっています。ですが、「Series 5」から文字盤を常時表示させてくれる機能が追加されました。
今回比較している3シリーズの中では「Series 6」のみが文字盤を常時表示してくれる仕様となっています。
文字盤を常時表示させたいひとは「Series 6」を選ぶべき!
フレーム(ケース)
シリーズによって異なる項目の2つ目はフレームです。
フレームでは選べる「素材」や「カラー」が異なります。
①フレームの素材
「Series 3」と「SE」ではアルミニウムのフレームしか選択できませんが、「Series 6」ではアルミニウムのほかにステンレススチールとチタニウムを選択することが可能です。
ステンレスやチタニウムはアルミニウムよりも質感が良いという利点はありますが、軽量が売りのアルミニウムと比較すると重量が重いという欠点もあります。「Series 6」におけるフレーム別の重量を比較した表がこちらです。
比較項目 |
アルミニウム | ステンレススチール | チタニウム | |
---|---|---|---|---|
重量 |
40mm | 30.5g | 39.7g | 34.6g |
44mm | 36.5g | 47.1g | 41.3g |
ステンレススチールが最も重く、次いでチタニウム、最も軽いのがアルミニウムという結果となりました。
フレームの素材は重量が違ってくることを考慮して選ぶべき!
②選択可能なカラー
選択できるカラーバリエーションは「Series 6」が最も多い9種類、次いで「SE」が3種類、「Series 3」は2種類となっています。カラー詳細を以下の表にまとめました。
比較項目 |
Series 3 | SE | Series 6 |
---|---|---|---|
カラー |
シルバー、スペースグレイ | シルバー、スペースグレイ、ゴールド | シルバー、スペースグレイ、ゴールド、ブルー、レッド、グラファイト、スペースブラック |
ただし、「Series 6」においては、フレームの素材によって選択できるカラーが絞られてしまうため注意が必要です。
また前章でも記述した通り、ディスプレイをサファイアクリスタルに変更するためには「ステンレススチール」か「チタニウム」を選択する必要があります。
仮に「フレームの色はレッドでディスプレイはサファイアクリスタルに変更したい!」と思っても、そのような組み合わせは不可能となっていますので注意してください。
「Series 6」の組み合わせには自由度が少ない!
搭載チップ
シリーズによって異なる項目の3つ目は搭載されているチップです。
シリーズ別の搭載されているチップは以下の通りです。
メインチップは各シリーズで異なり、「SE」では「Series 5」に採用されていた「S5 SiP」を搭載しており、その性能は「Series 3」に搭載されている「S3 SiP」の2倍高速となっています。
それに対して「Series 6」では最新の「S6 SiP」が搭載されており、「S3 SiP」の2.4倍高速となっていますので、ここでも「SE」との差別化を図っているようです。
また「Series 6」では「U1チップ」といったUWB(Ultra Wide Band)という超広域帯域の無線通信を行うためのチップも搭載されており、今後何らかの用途で使用するための将来対応として搭載していると思われます。
チップ類は「SE」よりも「Series 6」の方がやや充実している!
容量(ストレージ)
シリーズによって異なる項目の4つ目は容量(ストレージ)です。
シリーズ別の容量(ストレージ)は以下の通りです。
比較項目 |
Series 3 | SE | Series 6 |
---|---|---|---|
容量 |
8GB | 32GB | 32GB |
「SE」と「Series 6」は容量が32GBですが「Series 3」では8GBと圧倒的に容量が少ないです。
そのせいでWatchOSのアップデートがうまくいかない事象が多発しているようです。
実際に僕も1度アップデート中にフリーズしてしまい、サポートセンターに問い合わせをするという苦い経験をしたのを覚えています…。
「Series 3」では容量不足の弊害が発生してきている!
ヘルスケア
シリーズによって異なる項目の5つ目はヘルスケアです。
シリーズ別の測定可能なヘルスケア項目は以下の通りです。
「Series 3」と「SE」では心拍数のみ測定可能となっていますが、「Series 6」では心拍数はもちろんのこと、血中酸素濃度や心電図まで測定できるようになっています。
このように「Series 6」ではヘルスケア関連にかなり力を入れているので、高齢の方であったり、健康に気を遣っている人であれば多少高価であっても間違いなく「Series 6」を選択するべきだと思います。
ポイント
裏蓋のクリスタルから赤色と緑色の LED と赤外線 LED が手首を照射し、その反射光の量をフォトダイオードが読み取り、そのデータから血液の色を算出する。明るい赤色なら酸素が多く、暗い赤色なら酸素が少ない。
健康に気を遣っているのであれば「Series 6」を選ぶべき!
緊急対応機能
シリーズによって異なる項目の6つ目は緊急対応機能です。
シリーズ別の対応している緊急対応機能は以下の通りです。
比較項目 |
Series 3 | SE | Series 6 | |
---|---|---|---|---|
緊急対応機能 | 緊急SOS | 〇 | 〇 | 〇 |
緊急SOS(海外) | × | 〇 | 〇 | |
転倒検知 | × | 〇 | 〇 | |
騒音モニタリング | × | 〇 | 〇 |
「Series 3」では緊急SOS機能のみ対応していますが、「SE」と「Series 6」では緊急SOS機能のほかに緊急SOS(海外)や転倒検知機能、騒音モニタリング機能まで幅広い緊急対応機能に対応しています。
緊急SOS機能
緊急SOS機能はすべてのシリーズに対応しており、iPhoneでも使用できる機能として有名です。
緊急事態が発生した際に、AppleWatchのサイドボタンを長押しすることで出てくる「緊急SOS」のスライダをドラッグすることで自動的に緊急通報サービスにかかり、位置情報を送付してくれます。
転倒検知機能
転倒検知機能は「SE」と「Series 6」に対応している機能です。(※Series 4以降は対応)
AppleWatchの加速度センサーで着用者が転倒したことを検知して、手首を叩いてくれるほか、警報音を鳴らして上記のような警告メッセージを表示してくれます。
異常があれば「緊急SOS」のスライダをドラッグ、問題なければ「大丈夫です」をタップで通知を消すことが可能です。また、1分間動きが無ければ自動的に緊急通報サービスへ連絡および位置情報の送付をしてくれます。
この機能のおかげで一命をとりとめた人、結構いるみたいだね!
騒音モニタリング機能
騒音モニタリング機能は「SE」と「Series 6」に対応している機能です。(※Series 4以降は対応)
騒音モニタリング機能は工事現場やクラブハウスなどで聴覚に影響を及ぼすほどのレベルまでデシベル値が上がった際に検知し、警告通知を表示してくれる機能です。
専用のノイズアプリを使用することで常時、騒音のモニタリングをしてくれます。
万が一の時のために緊急対応機能は充実していた方が良い!
まとめ
今回は「AppleWatch気になってるけど、どのシリーズを購入すればいいか分からない!」という方のために各種シリーズを比較したうえで、どんなところに注目して選ぶべきなのか、どのシリーズがどんな人に向いているのかを徹底解説してきました。
最後にどんな人がどのシリーズに向いているのか紹介して終わりにしたいと思います。
Series3に向いてる人
- とにかく低価格でAppleWatchを購入したい人
- 必要最低限の機能で十分な人
- サポート終了のリスクを受け入れられる人
- ボディーカラーにこだわりがない人
SEに向いてる人
- コスパを重視する人
- ヘルスケア関連については最低限の機能で良い人
- ボディーカラーにさほどこだわりがない人
- サポート終了のリスクを感じずに使用したい人
Series6に向いてる人
- 健康に気を遣っている人
- 多少高価でも気にしない人
- ボディーカラーにこだわりがある人
- ディスプレイをサファイアクリスタルにしたい人
- フレームをチタニウムやステンレスに変更したい人
- 長期間不自由を感じずに使用したい人
今回の記事が皆さんのお役に立てたら嬉しいです!
ではまた次の記事で!